山間のステージに奥田民生のロックンロールが響いた夜
2日目のField Of Heaven、クライマックスは誰がなんと言っても奥田民生で決まりでしょう!
真夏の野外、しかもAll Standingの民生を見逃してなるものかと、開演前から人の波が続々と押し寄せ、特にGreen Stageから続く行列が、White Stageの横を軽くスルーパスしてそのままField Of Heavenに流れ込む様はこれまでに見たこともない異様な光景だった。
結局、Field Of Heavenはじまって以来の入場規制。可哀相だが「民生→Heaven→混雑」の方程式を描けず直前にやって来たほうにも責任はあるというもの。
こうなると、慣例にしたがって(笑)泣く泣く見逃した人たちからの「なんでもっとデカイとこでやらせんのんじゃぁ〜!」といった怒りと怨念の込められた書き込みが多数舞い込むことが予想されるのだが、先取り回答として「いいじゃん、これがフェスティバルなんだもの。欲張ったらダメなのよ。」とだけ言っておこう。
19時50分、予定通りにスタートした民生のRock'n' Roll Show!!
去年Green Stageに出演したときのパフォーマンスはいい意味でダルな雰囲気がツウをも唸らせたものだが、今回はうってかわってタイトな演奏とアグレッシヴなステージでぐいぐい迫ってくる。
2曲目「マシマロ」の直後、危険な状態になったためいきなり中断。最前列で押しつぶされそうになってるのは99.99%の確立で熱烈な女の子たちだ。
4曲目でまたも中断。何人かの女の子はセキュリティから引き上げられ、ほうほうの体でステージ脇から安全な場所へ出される。少しでも真近で見たいってのは分かるけど、こうなると結局は最前列で延々待ってた意味がないってもんでお気の毒としか言いようがない。
そもそも、気持ちのいい自然の中のステージで、背中に常に強力な圧力をかけられながらヒーヒー言いつつ見るなんてオレにはナンセンス。やっぱりRock'n' Rollは踊りながら楽しみたいよね。
20時07分、「たみおぉ〜」のコールとともに再登場した民生は開口一番「大丈夫っすか?」と前列に声をかけた後「では、何事もなかったかのように。」の一言で観客を笑わせ演奏を再開、そこからはグルーヴィで歯切れのよいロックンロールがField Of Heavenに響き渡った。まさに何事もなかったかのように…。
周囲を山に囲まれ、昨年よりも一段とヌケがよくなったHeavenは音響的にもまさに理想的な環境。それだけにヤワな実力ではバンドの正体をあっさりとさらしてしまう。
この日のショウはその意味では大成功。セットも序盤では泥臭いノリからブルージーな雰囲気を織り交ぜながら大向こう(どんなんや?)を唸らせ、終盤にかけてヒットパレードでオーディエンスを昇天させるというもの。特にソロ・デビューシングル「愛のために」では観客一体で大合唱が巻き起こった。
ショウを終え、汗も乾かぬ状態の民生に一言聞いてみた。
camel「去年のGreen Stageに続き、今年はあえてField Of Heavenという小さな環境でのショウでしたがどうだったですか。」
民生「ここはやりやすかったですね。というか、やっぱ昼間だと暑いので体力的にもキツくて。」
camel「特にラス前のいい場所でお客さんの盛り上がりも最高でしたね。FOHでは異例の入場規制にもなったんですよ。」
民生「え、そうなんですか。へぇー。」
camel「通常のコンサートとは違って、Festivalのオーディエンスは全員が奥田さんのファンとは限らないんですが、自分の音楽を聴いたことのない人に対しても演るというのはどうですか?」
民生「フェスティバルは、”お祭り”って感じでハイな盛り上がりがありますよね。人種も問わず、外国人もたくさん来てるし。いちおう今日はフィールドオブヘヴンな選曲にしてみました。(笑)」
camel「関係ないですけど、いま広島カープ8-4で勝ってますよ。」
民生「エッ!そうなんすか。うぉっしゃぁあ!(とガッツポーズ)」
camel「では、カープのAクラス確保にむけともに応援しましょう。」
民生「もちろん!」
Reported by camel (2000,7.30 / 17:08)
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