全ての人々に花を...
プライマル・スクリームがとんでもない演奏をして、その後にでて来るというのは、なかなかしんどいんやないか... と思ってました。なにせ、ステージの袖では、このフェスティヴァルで初めてライヴを見ることができたスマッシュのスタッフの女の子も踊り狂っていて、観客の騒ぎも異常だったですから。(ちなみに、音楽が好きでこの仕事をしているスマッシュのスタッフは、ほとんどライヴを見られませんでした。この時の彼女たちの言葉も「この数分のために働いてるんだから、はじけて当然でしょ?」ということ。気持ちわかるし、彼らもたまにはライヴを見られるようにしてあげたいと思います)
で、そんな大興奮のあとに登場したのが、日本のオルタナティヴ・シーン(サウンドのことやありません)を代表するソウル・フラワー・ユニオン。こちらの心配をよそにグリーン・ステージの前には、まだまだ、いっぱいの人が待ってます。嬉しいじゃないですか。
思えば、去年のフジ・ロックで、最後の最後に登場したのがアルゼンチンのトドス・トゥス・ムエルトス。同じようにラディカルでストレートな姿勢を持ったバンドが最後に登場するのって、これからフジ・ロックの恒例になっていくんだろうか... なんてことを思ったのは私だけかな。
例によって例のごとく、雑多な音楽をアナーキーに吸収しつつ、どうしてもアジアの日本に足を建てている彼らの音楽でなによりもオーディエンスの身体を動かしたのは、民謡とかに通じるあのリズムかな。フェスティヴァルという「祭り」の最後にふさわしいソウル・フラワーの「音頭」で誰もが踊り狂ったという感じかな。
もちろんながら、「満月の夕」で心の奥底がウルウルして、お囃子入りの音頭で踊りまくる、その人々の顔の美しいこと。これこそがフジ・ロックの求めている祭りじゃないかとも思えます。年に1度、ほんの数日でもいいから、本当に心から生きていることを楽しめる場を作ること、そして、その中に身を置くこと。これって、とっても重要な気がするんですよ。
ちょうど中川敬がステージで言ってましたよね。これから日常に戻っていくみんなのこと。でも、こんな幸せな時間こそが日常になっていなければいけないじゃないか、そして、今の日常がどれほど非人間的なのか... と、まぁ、そんなことも考えました。
「一応、30分ぐらいの演奏って言われているんですけど、ちょとぐらい長くなってもなんとかなるよろうって、そうも聞いているし」
といっていたのが中川敬。いやぁ、とんでもなく長い「ちょっと」をどうもありがとう。こんなにたくさんの人が楽しんでくれたんだから、誰も文句なんて言う人いないよ。
この写真を見たらわかるように、全ての人たちの顔が輝いているじゃないですか。おそらく、みんな大満足でこの非日常を日常に持ち込んでくれると思います。みなさん、また来年もフジ・ロックに来てくださいね。
Reported by hanasan (2000,8.1 / 18:00)
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