FLOWER TRAVELLIN' BAND

伝説は現実に

 35年ぶりにバンド活動を再開させたFlower Travellin' Band(以下FTB)、ヘブンのステージ前に集まるのは20〜30代が中心だ。もちろん35年前のことを知るよしもない世代なのだがステージに現れるメンバーを心待ちにしている目をしている。

 そんな期待に満ちた目の前に定刻ちょうどメンバーが登場。特にジョー山中(Vo.)のテンションは演奏前から高く、皮のジャケットとパンツにピカピカの金のタンクトップで長いドレッドを飛びはねながら揺らし「F・T・B! F・T・B!」と叫びオーディエンスを煽る。「ジョー!」という叫び声があちこちから聞こえればビール片手に「イエーイ!」と言って本当に嬉しそうな笑顔を見せる。そのハイテンションのまま「MAKE UP」が始まればこちらも笑顔で体を揺らさずにはいられない。35年ぶりの復活だから過去の曲を演奏して昔を知ってもらう、という姿勢ではなく新曲も次々と演奏し“今の”FTBをありのままにさらけ出し聴く者の魂に訴えかける。

 後半しっとりとした「Love is,,,」では暗闇にミラーボールが揺れステージ上のキャンドルとが合わさって幻想的な雰囲気だ。そのキラキラとしたミラーボールにつられ後ろを振り返ればライブが始まる前は決して満員だったとは言えなかったヘブンにたくさんのオーディエンスたちが集まっている。前回の原宿クロコダイルでのライブではフジロックで新しい世代のファンが出来るのが楽しみだと言っていた彼らだがどうやらあっという間に実現させてしまったらしい。

 ラストはFTBを象徴するとも言える曲「SATORI part2」。始まってすぐのところで石間秀機の抱える太いネックのシターラが機材トラブルで音が出なくなってしまいヒヤリとする一面があったが、演奏を止めることなく他のメンバーがフォローする。こんなメンバーのあうんの呼吸を見ると35年の間活動をしていなかったのが嘘のようだ。無事音も復活し、心置きなく演奏しきった「SATORI part2」でヘブンに集まった人をさらにもう一歩FTBの世界に引き込んだに違いない。終ったあともしばらく鳴り止まなかった拍手が何よりその証拠だ。

Photoby Koichi”hanasan”Hanafusa






The official site
Flower Travellin' Band
http://www.flowertravellingband.com/
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The must album

Flower Travellin' Band
"Satori"
(国内盤 / US import / US import - '12analog)
previous works


"Anywhere" (国内盤)
"Make Up" (国内盤 / UK import)
"Times 1971-1974" (UK import)
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Reported by nazu (2008.07.27 / 02:38)

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