Big Willie's Burlesque(ビッグ・ウィリーズ・バーレスク)

酔いも笑いもお色気も

 バカテク・ギター・デュオのロドリゴ・イ・ガブリエラが急遽キャンセル、手元を近くで見れないのは残念だが、代わりに出演が決まったのはジャズやらスカやらラテンやら、音楽のイロハの何もかもを飲み込んだ男、ウィリー率いる、ビッグ・ウィリーズ・バーレスクだ。怪しい大人の遊び場にみあった渋さを堪能することにしよう。

 ドラムを中心に囲むサックス、ウッドベースとキーボード、各々が名うてのミュージシャンであるこのバンドなんだが、絡みや掛け合いの技巧をみせつけるくせに、メンバー間の距離は不自然に広い。その隙間は、踊り子がせわしなく動くための導線であり、メンバーとの絶妙な掛け合い、絡みを生む。

 本来は主役のダンサーだが、このステージ上ではミュージシャンと同等だ。プロらしく、踊りの入り口は猫のようにしなやかであり、切り返して鋭く攻めたりと、緩急をうまく使い分けている。そして何より、男の欲を刺激する気持ちいい脱ぎっぷり。キャミソールを脱いで下着になり、ブラジャーをウィリーのスキンヘッドにかけて、テント全体の男を手玉にとるのだ。

 メンバーは男前なサウンドを奏でてはいるが、ダンサーが腰をくねらせて誘惑してくると、途端に唖然としたりノロけたりと三枚目な表情を浮かべておどける。しかし、どんなに笑いを誘っても、決してリズムは崩さない。演技はそこそこでも、演奏のクオリティだけは下げたくないという、ミュージシャンとしての信念は揺るがないのだ。

Photos by Koichi "hanasan" Hanafusa






The official site


Willie McNeil - Big Willie's Burlesque


http://www.williemcneilmusic.com/




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Reported by taiki (2008.07.27 / 19:25)

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