Charlie Brown&Baseball Team

俺たちの辞書にゲームセットの文字はない!

 ルーキーステージの楽しみ。それは熱気と勢いに尽きる。良い意味での余裕のなさ、一球入魂の本気さ。そんなものがビシビシと伝わってくる。場内のライブが一段落ついた深夜、さらなる熱さを求めて場外へ向かった。場外ホームラン級のバンドに出会えることを期待して。

 ルーキーバンドを取材をするにあたりCharlie Brown&Baseball Teamを選んだのは、バンド名の面白さとホームページに掲載していた強気なコメントを見てのこと。フジロックをジャックする、某フェスの批判など、自称「OASIS以来のビッグマウス」に興味を惹かれた。どんなやんちゃっぷりが見られるのかを期待しながら開演を待った。

 深夜2時をまわったところで、ステージの照明が一斉に点灯する。ステージの前で待ち続けていた10数名ほどのファンが歓声をあげた。10数名というと少なく感じるかもしれないが、会場は苗場の山奥ということを理解頂きたい。ステージ上には真っ赤なジャケットに身を包んだボーカリストを中心に、海賊をイメージしたであろう衣装のメンバーが並んでいる。見た目とは裏腹に、歌われる詞の中では時おり野球関係の言葉が出てくる。バンド名に「ベースボール・チーム」という文言が入っているとはいえ、視覚と聴覚が結びつかない。そんなことは関係なしにバンドは疾走していく。ピッチャーゴロだろうが、3アウトだろうが関係ない。俺たちがルールだと言わんばかりに演奏は続いていった。

 見ていて少し残念だったのは盛り上がりがステージ前の一部に留まっていたこと。パレス全体を飲み込むことはできなかったようだ。過去にパレス全体をバンドの色に染め上げていったルーキーバンドは、その後場内へと舞台を移している。今の段階でCharlie Brown&Baseball Teamに何が不足しているのかは分からないが、今後も勢いよく突っ走っていてもらいたい。いつの日か場内のどこかのステージで、そしてゆくゆくはどこかの野球場でライブを見られたらと思う。フジロックが終わっても彼らの試合はまだ終わらない。きっと彼らにゲームセットなどないのだ。






The official site


Charlie Brown & Baseball Team


http://cbandbt.net/

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Reported by funa (2008.07.30 / 23:19)

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