友部正人with三宅伸治

できることならまた来たいです

 フジロックに初めて登場する友部を出迎えたのは、土砂降りの雨だった。はじまる20〜30分前に降り始めた雨は、演奏中にピークを迎える。フジロックで慣れ親しんだ雨とはいえ、土砂降りともなるとさすがに気も滅入る。足取り重くオレンジコートへと向かった。

 雨の影響もあってか、集まった人の数は決して多いとはいえない。雨をしのごうとテントの下に集まる人も多く見受けられた。それでもステージを見守る人の群れの中には、客に混じって原田郁子などミュージシャンの姿があり、注目度の高いライブだったように思える。

 グレートーンのパンツとTシャツに身を包んだ友部はアコギを抱えて淡々と歌い続ける。友部の歌をサポートするのは盟友三宅伸治と、リズムボックスのドラムのビート。後で撮影していたスタッフに聞いた話によると、何やら相当貴重なライブだったそうだ。だが、初めて友部のライブを見る自分にとっては何が貴重なのかがさっぱり分からなかった。スピーカーから聞こえてくるのは、これまでに聞いたことのある数枚のCDと変わらぬしゃがれた声。過ごしてきた時代は違えど、そのときの風景が脳裏に浮かぶかのような日本語の詞。メロディーよりもその言葉に耳を傾けた。強烈な日本語の力が脳に刻みこまれる。

 「好きな曲をゆっくりやろうと思っていたんですけど、予想外に一生懸命やってしまいました。フジロックの雰囲気と、一緒にやってくれた三宅君のおかげです」と話す。そして最後にこのひと言を加えた。「できることならまた来たいです」。フジロックの持つ何かが友部の感情にふれたのだろう。最後に三宅が伸びのいい声で友部正人を紹介する。「できることならフジロックでまた見たい」。満面の笑みで三宅の声に応える友部の笑顔を見ながら、そう強く思った。

 ホームページに掲載されていたセットリストは下記の通り(原文ママ)。
一本道/反復/ジェリー・ガルシアの死んだ日/Speak Japanese,American/雨の降る日には/地獄のレストラン/言葉がぼくに運んでくるものは/はじめぼくはひとりだった/大阪へやって来た/ぼくは君を探しに来たんだ

Photo by Koichi”hanasan”Hanafusa


archives:
-->Smashing Mag








The official site


Masato Tomobe


http://www5a.biglobe.ne.jp/~hanao/





The latest album

友部正人 / Masato Tomobe


"歯車とスモークドサーモン" (国内盤)









The latest live album :

友部正人 / Masato Tomobe


" あれからどのくらい"




previous works


original albums


"大阪へやってきた" (国内盤)

"にんじん" (国内盤)

"また見つけたよ" (紙ジャケット仕様)

"誰も僕の絵を描けないだろう" (紙ジャケット仕様)

"ベスト・セレクション" (国内盤)

"1976" (国内盤)

"なんでもない日には" (国内盤)

"ポカラ"(国内盤紙ジャケット仕様)

"カンテグランデ" (国内盤)

"6月の雨の夜、チルチルミチルは" (国内盤)

"はじめぼくはひとりだった" (国内盤)

"夕日は昇る" (国内盤)

"ライオンのいる場所" (国内盤)

"雲のタクシー(with 矢野誠)" (国内盤)

"けらいのひとりもいない王様国内盤" (国内盤)

"遠い国の日時計" (国内盤)

"僕の展覧会" (国内盤)

"奇蹟の果実" (国内盤)

"夢がかなう10月" (国内盤)

"少年とライオン" (国内盤)

"イタリアの月" (国内盤)

"ブルースを発車しよう" (国内盤)

"読みかけの本" (国内盤)

"友部正人プロデュースによるポエトリー・リーディング・アルバム〜no media 1" (国内盤)

"友部正人プロデュース・ポエトリー・リーディング・アルバム no media 2" (国内盤)

"休みの日" (国内盤)

"あれからどのくらい"(国内盤)

"何かを思いつくのを待っている"(国内盤)

"Speak Japanese,American"(国内盤)

compilation etc.


"KUROちゃんをうたう[compilation]" (国内盤)

"三宅伸治プロジェクトII Guitar's Talk[compilation]" (国内盤)

"プログレマン[compilation]" (国内盤)

"春一番ライヴ 72[compilation]" (国内盤)

"春一番ライヴ 77-78[compilation]" (国内盤)

"1974 HOBO'S CONCERTS IV~君のまわりをひとまわり~[compilation]" (国内盤)

"dankaiパンチ~東京に吹く風~フォーク編[compilation]" (国内盤)



Books


"ジュークボックスに住む詩人 2"

"友部正人 (現代詩文庫)"

"LIVE!no media 2004"

"ニューヨークの半熟卵"

"おっとせいは中央線に乗って"

"夜中の鳩"

"すばらしいさよなら"

"ジェネレーションF―熱狂の70年代×フォーク"

"ちんちくりん"

"耳をすます旅人"

"ジュークボックスに住む詩人 - エッセイ集"

"The Man In Me―ぼくのなかのディラン"

"空から神話の降る夜は"

"名前のない商店街"

"ぼくの星の声 - 友部正人詩集"

"空から神話の降る夜は"

"パリの友だち"

"生活が好きになった"

"絵の中のどろぼう"



DVD / Video


"音楽のちから ~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート" (国内盤)

"FFA FOLK DAYS VOL.4(with 遠藤賢司)" (国内盤)

"LIVE! no media 2006" (国内盤)

"伝説のフォークライブシリーズ VOL.3" (国内盤)






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Reported by funa (2008.07.31 / 12:39)

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